ミニ講話 宮司のいい話
NO.208  神とは何か
     神道の基本的な考え方として、大自然は神から生まれたものである、人間も動物も植物も含め万物はすべて神から生まれたものであると考えます。

     神道には八百萬の神々がいらっしゃいます。これは、神から生まれた物も又神であるとの考えからたくさんの神々がいらっしゃるのです。ですから自然の物には皆神の名前が付けられています。

     例えば、山の神として大山津見神、海の神として大綿津見神、川の神として瀬織津姫神、木の神として久々能智神その他火の神、水の神、風の神など大自然の働きその物が神の働きであると受け止め、神の名前を付けて神格化しているのです。

     自然を中心とする神道の考えは「風土信仰」であるとも考えられます。

     『神とは何か』を考える時、自然の働きを研究することによって一つの解答を得るのではないかと思います。

     神道の中心的神様は、天照大御神です。天照大御神は日の神であり、太陽を神格化しています。太陽を見ると、規則正しく東から昇り西に沈んでいきます。一日として太陽の照らない日はなく、貧しき者にも富み足る者にも卑しき者にも皆平等にひたすら光と熱を与え続けてくださいます。地球上の生きとし生けるものにはなくてはならぬ、絶対的な恵なのです。

     そして、太陽の熱によって季節が分かれ、光によって昼夜が区別され、又熱は風を生み、雨を降らせ、雨は植物を生育し、植物は二酸化炭素を吸収し酸素を発して空気を浄化し、又食物となって動物を生かします。生命の存在に直接必要な光と熱は太陽によって与えられると共に、人間生活に必要なエネルギーは、太陽からのエネルギーが巡り巡って食物など色々な形に変化したものです。

     こうした太陽のお働きは、すべての物を「生かし・伸ばし・育てる」神のお働きその物なのです。

     神道には八百萬の神々がいらっしゃいますが、八百萬の神々を逆上っていきますと、最初に生まれた天御中主神にたどりつきます。この神が大宇宙を統制し、天照大御神を始め八百萬の神々の根元となる神なのです。

     ですから、八百萬の神とは天御中主神のお働きを分担して受け持たれている神々のことであり、神道の絶対神は天御中主神ご一体なのです。天御中主神のお働きは、大宇宙・大自然の真理として、一切の宇宙現象をつかさどられているのです。

     したがって「神とは何か」を考えると、神とは宇宙の真理であり、大自然のいとなみそのものであると思います。つまり神とは、宇宙の大法則なのです。

     宇宙の大法則を研究し、大法則に従って人生を歩んでいくことが、人間の利益を思いめぐらして世の中のすべてのことを治めてくださっている、神の愛に対して応えていくことだと思います。


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